柳瀬 友朗
大気科学 | 熱帯力学と湿潤対流の組織化
兵庫県立大学 情報科学研究科 助教
アレクサンダー・フォン・フンボルト財団 研究フェロー
マックス・プランク気象研究所(ドイツ・ハンブルク)
研究対象
“湿潤対流がどのように気候システムを組織化するのかを理解する”
熱帯大気の力学および湿潤対流の大規模組織化を研究しています。
特に、積雲対流のような小スケールの過程が大規模循環とどのように相互作用し、気候の構造や変動を形成しているのかを明らかにすることを目標としています。
研究の中心テーマは、理想化された気候系における雲と湿潤対流の自己組織化です。
理論モデルと雲解像数値実験の両面から、以下のような基礎的な物理メカニズムを検討しています。
- 対流の自己集合化(convective self-aggregation)
- 放射対流平衡(Radiative–Convective Equilibrium; RCE)
- 水蒸気と大規模循環の相互作用
- ITCZ(熱帯収束帯)の形成と変動
- ハドレー循環・ウォーカー循環の力学構造
雲スケールの物理過程と惑星スケールの循環を結びつける、物理的に見通しのよい力学的枠組みの構築に関心を持っています。
研究手法
研究では主に次のアプローチを組み合わせています。
- 理想化気候モデルを用いた数値実験
- 雲解像モデル(SCALE-RM など)による高解像度シミュレーション
- 湿潤大気の力学系に関する理論解析
- 大規模数値実験のための高性能計算
第一原理に基づき、雲と気候の相互作用の基礎的理解を深めることを目指しています。
ノート
研究の過程で考えているアイデアや理論的な問いについて、簡単なメモとして共有することがあります。
将来的な研究テーマへ発展しうる試行的な内容をまとめています。
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